「助産師って稼げるの?」と気になっている方へ、看護師・保健師・助産師すべての資格を持ち、実際にそれぞれの現場で働いてきた私が本音でお答えします。
結論から言うと、助産師は稼げます。
ただし、「どこで働くか」によって年収は大きく変わります。この記事では助産師の給与のリアルをお伝えします。
看護師・保健師と比べると助産師は稼げる
私自身、看護師・保健師として働いていた頃と比べると、助産師として働いてからの方が収入は上がりました。
主な理由は2つです。
① 基本給が高めに設定されている 助産師は看護師よりも基本給が高く設定されている職場が多いです。助産師免許という希少な資格に対して、プレミアムがつくイメージです。
② 分娩手当がつく 分娩1件あたりに手当がつく職場が多く、これが収入に大きく影響します。分娩件数が多い職場ほど、手当の総額も大きくなります。
助産師の給与|職場による差が大きい
助産師の年収は、勤務先によってかなりの差があります。私が実際に経験した転職でも、条件の差に驚きました。
| 項目 | 転職前 | 転職後 |
|---|---|---|
| 年収 | 560万円 | 680万円 |
| 年間分娩件数 | 700件以上 | 500件以下 |
| 分娩手当 | なし | あり |
| 家賃手当 | なし | あり |
| 日曜・祝日出勤手当 | なし | あり |
| 手術手当 | なし | あり |
| 有給消化 | ほぼできず | 全消化できる |
同じ「助産師」として働いていても、年収差が120万円以上あり、労働環境もまったく異なりました。
分娩件数が多い職場は手当がない代わりに件数で稼ぐ仕組みになっていることもありますが、体力的・精神的な消耗も大きくなります。
正直なところ、責任の重さに給与が見合っていない
稼げるとはいえ、責任の重さから考えると日本の助産師の給与は安いと私は思っています。
分娩は命に関わる場面の連続です。夜間・休日のオンコール対応、急変時の判断、精神的プレッシャーは相当なものがあります。それに見合った報酬かと問われると、正直、まだまだだと感じます。
「稼げる職種」であることは事実ですが、その背景にある責任と負担も理解した上でキャリアを選んでほしいと思います。
助産師の年収を上げるためのポイント
① 分娩手当の有無・単価を確認する 求人票に記載されていない場合は、面接時に必ず確認しましょう。「分娩1件あたり○○円」という形が多いです。
② 夜勤・オンコール手当を把握する 夜勤手当・オンコール手当の金額も年収に直結します。
③ 各種手当を細かくチェックする 家賃手当・住宅手当・日祝手当・手術手当など、手当の種類と金額は職場によって大きく異なります。基本給だけ見ずに、手当込みの総支給額で比較してください。
④ 有給消化率も確認する 有給が取れない職場は、実質的な時間単価が下がります。「有給が全部消化できる」という条件は、意外と大きなポイントです。
⑤ 転職エージェントを活用する 自分では調べにくい職場の内情や交渉サポートをしてもらえるため、転職エージェントの活用をおすすめします。
まとめ
- 助産師は看護師・保健師よりも稼げる職種
- 基本給の高さ+分娩手当が収入アップの主な要因
- ただし職場による差が非常に大きいため、しっかり比較することが重要
- 責任の重さに給与が十分に見合っているとは言いがたいのが現状
「助産師免許を活かして収入を上げたい」と考えている方は、転職先の条件を徹底的に調べてから動くことをおすすめします。焦らず、自分に合った職場を探してください。