「保健師になりたいけど、看護師として働きながら取れるの?」
結論から言うと、仕事と両立しながら保健師資格を取ることは可能です。私自身は大学卒業時に看護師と同時取得しましたが、転職8回の経験の中で「働きながら取得した」という仲間の話もたくさん聞いてきました。この記事では、保健師資格取得のルートと取得後のリアルをお伝えします。
保健師資格を取る2つのルート
ルート①:大学院・専攻科(1〜2年)
看護師免許を持っている人が最もオーソドックスなルートです。
- 大学の専攻科(保健師コース):1年間、昼間通学
- 大学院(公衆衛生看護学専攻):2年間、研究もできる
ルート②:通信・夜間対応の専攻科
働きながら取得したい人向けです。すべての学校が夜間・通信に対応しているわけではないため、事前に要確認です。
週3〜4回の夜間授業に通いながら、日勤の病院で働き続けたという取得者も。体力的にはきつくなりますが、収入が途切れないのは大きなメリットです。
保健師国家試験の実態
合格率は例年95%前後と高い水準が続いています。しかし、だからといって準備を怠ると足元をすくわれます。
よく出るテーマ
- 母子保健(妊婦健診・乳幼児健診の法的根拠)
- 精神保健福祉(精神保健福祉法の仕組み)
- 産業保健(労働安全衛生法・ストレスチェック制度)
- 感染症対策(感染症法の分類)
- 統計の読み取り(地域診断の演習)
合格者の勉強スケジュール例(約6ヶ月)
| 時期 | やること |
|---|---|
| 4〜6ヶ月前 | 過去問を1周解いて苦手分野を把握 |
| 3ヶ月前 | 苦手分野を教科書で徹底復習 |
| 2ヶ月前 | 過去問を繰り返し。直近5年分を3周 |
| 1ヶ月前 | 模試・弱点の最終確認 |
| 直前2週間 | 新しい問題には手を出さず復習のみ |
ポイント: 新しい問題集に手を出すより、過去問を繰り返すほうが圧倒的に効果的です。私は同じ問題集を5回繰り返しました。
保健師取得後のキャリアパス
保健師資格を取得すると、選択肢が大きく広がります。
行政保健師(市区町村・都道府県)
地域の健康づくりや特定保健指導を担当します。公務員として安定した雇用と退職金が魅力です。ただし採用枠が少なく、倍率5〜10倍になることも。
産業保健師
企業の中で従業員の健康管理を行います。夜勤なし・土日休みが多く、ワークライフバランスを重視したい方に人気です。大手企業への転職例では年収ベースで430万円前後、残業代・賞与を加えると480万円程度になるケースも。
学校保健師
学校の養護教諭(保健室の先生)に近い役割ですが、別の資格が必要です。保健師免許だけでは養護教諭にはなれません。
病院の保健師(外来・健診センター)
病院に戻り、外来や健診センターで保健指導を行う道もあります。看護師経験が活かしやすく、転職しやすいルートです。
まとめ
保健師資格は、大学で看護師と同時に取得するルートと、働きながら専攻科で取得するルートがあります。どちらの道も決して楽ではありませんが、取得後のキャリアの幅は確実に広がります。
もし「どの転職先が自分に合うかわからない」という方は、保健師・助産師の求人に強い転職サポートを使って、まず求人を眺めてみることをおすすめします。